車をローンで買えば「ローン人生」のパターンに嵌る

2020/05/26
生まれて初めて買う自分の車、現金で買うかローンを組んで買うかで、その後のお金との付き合い方がほぼ決まります。最近は車を欲しいと思わない人が増えているという意識調査もありますが、通勤でどうしても必要であるとか、車が無いと身動き出来ない地域ということもあります。車がある生活と無い生活では行動範囲は大幅に変わってきます。

また、車にステータスを求める人も少なくありません。いいデザインや高いグレードの車に乗っていると、自分の価値が上がるような気になったりするのです。

でも、車は高い買い物です。新車だと普通クラスの車でも200万円ぐらいはします。「どうしても必要だけれど、現金で買うだけのお金が無い」そんな人のために低利でお金を貸してくれるところはいくらでもあります。でも、ローンで車を買うのはなるべく避けることです。

最初に買う車をローンにしてしまうと、2台目も3台目も、ほぼ確実にローンで買うようになります。すると、いつでもローンの返済が支出の大きな割合を占めるようになり貯蓄はいつまでたって増えないパターンに嵌ってしまうのです。

例えば、200万円の普通車を購入するのに、一生懸命貯蓄して50万円の頭金と諸費用として40万円を何とか貯めたとします。ローンを組むのは150万円です。5年間で返済するのに金利3%で月々の返済は約2万7,000円で、合計162万円返済することになります。

この他に車両税や車検、任意保険など維持費がひと月あたり1万5,000~2万円掛かります。つまり、ローンと合わせて4万5,000円前後が毎月掛かることになります。その他にもガソリン代や駐車場代が必要です。

これだけの支出が加われば、貯蓄をするためには相当心してかからなければならないでしょう。新たに車を購入するための貯蓄までは、中々手が回らないでしょう。

やっとローンが終わる頃には、次の新車に目がいくようになり、買わずにいられない気持ちになる。そしてまたローンを組む。それも前より高い車、高いローンになるのも多くのパターンです。

これでは益々貯蓄ができなくなります。手放そうと考えた時もローンで購入していると残りを一括返済する必要があります。そのお金が無いと車を手放したくても手放せません。

一方、車を現金で購入すると高かったという気持ちがあるので、出来るだけ長く乗ろうと考える人が多いようです。その結果、車を数年ごとにローンで乗り換えていくより、1台を長く乗った方がお金が掛かりません。

車はお金を貯めてから買う習慣にしましょう。お金が貯まるまで待っていられないという状況なら、ローンを組まずに買える範囲の中古車にしましょう。

自動車は中古車でも十分活躍します。10年経った私の車でも、未だに現役です。国内メーカーの車は本当に優秀です。アジアやロシアでは日本
人が乗らなくなった中古車は大人気で、買い手が大勢いると聞きます。

中古車は新車のようにはいかないので多少の修理代は覚悟しなくてはなりませんが、それでもローン購入→貯蓄できない→貯蓄ゼロ→ローン購入のパターンに嵌るよりはマシではないでしょうか。新車を購入できるように数年間お金を貯めることに集中しましょう。