倒産の被害を受けないためにはカード払いがベター

2020/05/26
消費者を守る法律が整備されてきていますが、相手が倒産したとなると、なすすべもないという状況になってきます。大きな倒産のニュースは記憶に残っているのではないでしょうか。英会話学校NOVA、留学仲介業者ゲートウェイ21の倒産では受講者や留学希望者たちの落胆ぶりが報道されていました。私たちはいつ何時、倒産業者に遭遇するか分かりません。

被害にあった人は、まさか業者が倒産するとは考えてもみないでしょう。テレビでCMを流していたりすると、倒産するとは思いにくいものです。本当に気の毒です。業界の中には経営破綻でも消費者が守られるように法律で規定されていたり、業界の自主規制で倒産の際に消費者が保護される仕組みを持っているところがあります。

例えば、銀行が倒産しても預金の元金と利息を合わせて1,000万円まで保護されます。株や投資信託や債券などは証券会社の資産とは別に信託銀行に保管されているため、証券会社が倒産しても何の影響も受けません。株の代金などもMRFという投資信託に即時に入るので、この点でも不安はありません。

仮に証券会社に預かり金という形で託してあったとしても、やはり1,000万円まで保護されます。日本旅行業協会に加入している旅行代理店であれば供託金を払っているので、代金支払い済みで倒産しても一部は返金されます。

でも、倒産した時に消費者を守る仕組みが殆ど無いという契約も少なくありません。エステティックサロンや請負工事、ゴルフ会員権など、どんな契約でも被害を受ける可能性はゼロではありません。もちろん倒産しない業者を選びたいところですが、私たちは会社の経営状態までは中々見抜くことができません。

自衛策としては、通信販売を利用する際は「JADMA(ジャドマ)マーク」が付いている業者かどうかを確認することです。また、代金を支払う時は、まとめて前払いはしないことです。そして代金の支払いは出来るだけ品物が届いてから行うようにしましょう。

インターネットで買い物をする場合も代金引換払いにしたり、ネット会社の決済サービスを利用するようにします。これは品物が届いてから決済することができるサービスです。多少手数料はかかりますが、保険料だと考えましょう。

工事代金などで不自然に前払いを要求されたら、その必要性を再度確認しましょう。また、契約後にキチンとサービスが提供されないなど、経営状態が怪しいと感じたら、消費者センターに相談するなどして早く解約手続きを進めましょう。

そして、可能であれば代金の支払いはクレジットカードで支払うことをお勧めします。クレジットカードで契約したり購入したものが最後まで提供されなかったり、品物が届かなかったりした場合はクレジット会社に対して返済をストップさせるよう申し出ることができます。

実際に英会話学校のケースでもクレジットカードで分割払い契約をした人は被害を抑えることができたようです。あってほしくないことですが、高額な契約ほど出来る限りの防衛策を取るようにしましょう。

貯蓄が下手でも保険を貯蓄代わりにしてはいけない

2020/05/26
収入が低いわけではないのに、何故かお金を貯められないという人が少なくありません。自分でも「貯蓄が下手」を自称していたりします。お金を貯めないといけないという気持ちがあって、何が良いかと考えた結果、保険で貯蓄しようと考える人もいます。

確かに貯蓄代わりになる保険のタイプもあります。死亡した時の保険金とか病気や怪我で入院した場合の給付金よりも、如何に多く受け取れるかに重点を絞った保険です。満期時や途中で解約すると貯蓄していたのと同等くらいの水準で戻ってくるというタイプです。

保険は銀行振替で保険料を払い込みますので強制的な貯蓄といえます。また、保険は今現在幾ら貯まっているか分かりにくいこと、解約は損だと感じる人が多いので相当な事が無い限り解約はしません。

このため、お金を貯められたという結果に結びつくことが多いと思います。こんな保険の特徴から「中々お金を貯められないので保険ならお金が貯められる」と考える気持ちは分からないでもありません。でも、次の点はチェックしましよう。

1.月々確実に払える保険料かどうか

その保険に加入しても不意にお金が必要になった時の為の貯蓄ができるかどうかは大事なことです。貯蓄するのが優先項目で、保険でお金を貯めるのは、更に余裕がある時にという順番です。

2.払い込む保険料の内、どれだけ貯蓄部分に回っているか

中には貯蓄になっていると信じて頑張っって払い込んでいたのですが、実は貯蓄に回る部分は少しの保険だったというケースもあります。何年も経ってから気付いてガックリとしていた人もいました。

保障も厚くて貯蓄としても優秀な保険は存在しません。最近の保険は内容が複雑なものがあるため、勘違いしたまま何年も掛けている人がいます。内容が分かるまで保険会社の担当者に説明してもらいましょう。せめて、払い込む予定の保険料と、どれだけ受け取れるかはキチンと確認しておかなければなりません。

貯蓄代わりとまでは思わないけれど、全くの掛け捨てではつまらないという人が少なくありません。そういう人が好むのが保険金を請求しなかったら一定年数ごとに健康祝い金が出たり、満期時に満期金が出る入院保障保険です。受け取れるお金があると嬉しいものですが、お得とはいえません。

保険金や給付金以外には全く出ない保険と、こうした祝い金などが出るタイプとの違いは保険料です。保険会社はどちらのタイプでも保険金の支払いがキチンとできて、保険会社自身も存続できるように保険料を設計しています。

満期金や健康祝い金が出るタイプは、その分の保険料が上乗せしてあるのです。祝い金が出ると嬉しいかもしれませんが、ファイナンシャルプランナーの大半は、こうしたタイプの保険には加入していないと思います。ある週刊誌でファイナンシャルプランナーが選ぶ保険を特集していましたが、選ばれていたのは掛け捨てが中心でした。

銀行では5,000円以上からしか積立てできないので、数百円の保険料の違いだとしたら保険会社に積立てしておくという考え方もあると思います。ただし、今のように低金利の時期に加入するのは金利が低い長期の積立預金に加入するようなものです。

しかも満期まで低利が続く固定金利です。世の中が今後高金利になっても契約が終わるまで加入した時の低い金利のままなのです。数百円でも低金利にしておきたくないと考える人は掛け捨て保険がお勧めです。

他人の相場を見ながら気長に待つのが投資成功への道

2020/05/26
思うように貯蓄が増えていかないと、今あるお金を運用して少しでも増やそうと考えがちです。お金を運用しようと考えること自体はいいことです。ですが、そう簡単に上手くはいきません。

株やドルを購入して初めてなのに、いきなり数万円儲かるということもあります。そういうこともあり得るのですが、いつも考えておかなければならないのは自分が儲ければ誰かが逆に損しているということです。儲かる方にまわるか、損する方にまわるかのどちらかです。

儲かる確率は五分五分と言いたいところですが、儲かる確率はもっと低いものです。何故なら、お金の運用の土俵に上がっているのはプロが殆どで、売り買いの腕や情報力、相場や投資対象を分析する力は私達とは圧倒的な差があります。故にプロ達のために損をしてあげる側になることが多いのです。

中にはプロではなく、普通の会社員や主婦でお金を数倍にできる人がいますが、彼らは天性のセンスの持ち主で、時間も相当費やせる人達です。また、損するかもしれない恐怖をコントロールできるようなタフな神経の持ち主ともいえます。

貯蓄が増えないから投資してみようと考えはじめたら、短期では覚悟して始めなければなりません。来年車検だから、それまでお金を高金利の外貨預金にでも預けておくという人がいました。でも、こんな動機なら止めておいた方が無難です。

また、3ヵ月後に新居に移るので、ぞれまでに増やしてエアコン購入代の足しにするという人もいましたが、勇気があるなと思いました。運だめしにはいいですが、近いうちに確実に使うお金は運用に出さないことをお勧めします。

では、普通の人である私達が運用しても無駄かといえば、そうではありません。短期で儲けようとすると失敗しがちですが、3年後、5年後に増えていればいいと、じっくり構えていると上手くいきやすいのです。

また、国内外に分散投資していると大幅に損することが避けられます。誰かを損させて自分が儲けるのではなく、短期で売り買いしている人達が、全体の価格を引き上げてくれた時に、ゆうゆうと売却して利益を得るという「じっくり型」がお勧めです。

そのためには価格が継続的に引き上がっていくような増収増益の個別の会社の株を選ぶか、日経225のような日本の主要な会社の株を組み込んだインデックスファンドや海外株式インデックスファンドなどを、じっくり持つというやり方がお勧めです。

車をローンで買えば「ローン人生」のパターンに嵌る

2020/05/26
生まれて初めて買う自分の車、現金で買うかローンを組んで買うかで、その後のお金との付き合い方がほぼ決まります。最近は車を欲しいと思わない人が増えているという意識調査もありますが、通勤でどうしても必要であるとか、車が無いと身動き出来ない地域ということもあります。車がある生活と無い生活では行動範囲は大幅に変わってきます。

また、車にステータスを求める人も少なくありません。いいデザインや高いグレードの車に乗っていると、自分の価値が上がるような気になったりするのです。

でも、車は高い買い物です。新車だと普通クラスの車でも200万円ぐらいはします。「どうしても必要だけれど、現金で買うだけのお金が無い」そんな人のために低利でお金を貸してくれるところはいくらでもあります。でも、ローンで車を買うのはなるべく避けることです。

最初に買う車をローンにしてしまうと、2台目も3台目も、ほぼ確実にローンで買うようになります。すると、いつでもローンの返済が支出の大きな割合を占めるようになり貯蓄はいつまでたって増えないパターンに嵌ってしまうのです。

例えば、200万円の普通車を購入するのに、一生懸命貯蓄して50万円の頭金と諸費用として40万円を何とか貯めたとします。ローンを組むのは150万円です。5年間で返済するのに金利3%で月々の返済は約2万7,000円で、合計162万円返済することになります。

この他に車両税や車検、任意保険など維持費がひと月あたり1万5,000~2万円掛かります。つまり、ローンと合わせて4万5,000円前後が毎月掛かることになります。その他にもガソリン代や駐車場代が必要です。

これだけの支出が加われば、貯蓄をするためには相当心してかからなければならないでしょう。新たに車を購入するための貯蓄までは、中々手が回らないでしょう。

やっとローンが終わる頃には、次の新車に目がいくようになり、買わずにいられない気持ちになる。そしてまたローンを組む。それも前より高い車、高いローンになるのも多くのパターンです。

これでは益々貯蓄ができなくなります。手放そうと考えた時もローンで購入していると残りを一括返済する必要があります。そのお金が無いと車を手放したくても手放せません。

一方、車を現金で購入すると高かったという気持ちがあるので、出来るだけ長く乗ろうと考える人が多いようです。その結果、車を数年ごとにローンで乗り換えていくより、1台を長く乗った方がお金が掛かりません。

車はお金を貯めてから買う習慣にしましょう。お金が貯まるまで待っていられないという状況なら、ローンを組まずに買える範囲の中古車にしましょう。

自動車は中古車でも十分活躍します。10年経った私の車でも、未だに現役です。国内メーカーの車は本当に優秀です。アジアやロシアでは日本
人が乗らなくなった中古車は大人気で、買い手が大勢いると聞きます。

中古車は新車のようにはいかないので多少の修理代は覚悟しなくてはなりませんが、それでもローン購入→貯蓄できない→貯蓄ゼロ→ローン購入のパターンに嵌るよりはマシではないでしょうか。新車を購入できるように数年間お金を貯めることに集中しましょう。